リーダーシップエッセンシャル。問題解決のため働きかける相手は外側の誰かではなく内なる自分。

マーケティング本 > マーケティングを学べるコラム > リーダーシップエッセンシャル。問題解決のため働きかける相手は外側の誰かではなく内なる自分。

マーケティングを学べるコラム

リーダーシップエッセンシャル。問題解決のため働きかける相手は外側の誰かではなく内なる自分。

 今日は「リーダーシップエッセンシャル。問題解決のため働きかける相手は外側の誰かではなく内なる自分。」です。

 多くの人がすぐに「どうすればそんなにうまくいくのですか?コツを教えてください」などと訊く。こういう質問をする人は後を絶たないが、自分の基本のパラダイムが間違っていることに気がついていない。本音は、「私の今の痛みをパッと解消してくれる応急処置を教えてほしい」ということなのだ。

 実際に、この手の質問に答え、望みどおりのアドバイスをしてくれる人はどこにでもいるだろう。巷の書籍やセミナーでは、「すぐにでも解決する!」といったセールス・コピーが並んでいる。そこで学ぶスキルやテクニックはとりあえず効くかもしれないし、表面の傷や急性の痛みなら絆創膏(ばんそうこう)や鎮痛剤で取り除くこともできるだろう。

 しかし、隠れた慢性的な問題や疾患はそのままにして応急処置を施しても、一時的には解決したとしても、いずれ別の急性症状が現れる。急性の痛み、差し迫った問題に対症療法でごまかし続けているうちに、原因となっている病巣は悪化するばかりとなる。問題をどう見るか、それこそが問題なのである。

 本書によれば、私たちの社会や組織でよく聞く悩みを考えてみると、問題自体が外にあるとする他責的(他人を責めること。失敗や過ちの原因を他人のせいにして責めること)な考え方が影響していることがわかるといいます。

「部下(上司)にいくら働きかけても全く変わらない」

「妻(夫)は何を言っても理解してくれない」

 こういった発言をするのは、どちらの場合も問題や失敗の原因を自分以外の外部にあると考える典型と言えます。そして、巷に並ぶ書籍やセミナーなどが提示する解決策も、他責(相手をどう変えるか、相手にどう働きかけるか)に焦点を当てているケースが多いといいます。

 しかし、それらのよく聞く意見、考え方の多くが、問題の解決方法だけでなく、問題に対する見方そのものを歪めているといいます。本書では、問題の解き方よりも、「問題そのものをどう見るか?」こそが重要であると言っています。そして、根本的な変化(問題解決)はインサイド・アウト(内から外へ)起こるものであり、

働きかける相手は外側の誰かではなく、内なる自分であると言っています。

 社会心理学者のエドワード・E・ジョーンズは「自分の失敗を外的条件に求め、成功を内的条件に求める行動や行為」のことをセルフ・ハンディキャッピング(Self-handicapping)と呼んでいます。

 人は、本能的に自我を防衛しようとします。脳は自分が間違っているとは認めようとはせず、周りが間違っていると考えるようになっています。許されない罪を犯した犯罪者でさえ、自分が間違っているとは考えません。犯罪者の多くが「仕方がなくやった」とその罪を周囲の環境のせいにするほどです。この本能はそれほどまでに強いものであると考えることができます。

 仕事にしても人間関係にしても人は何か問題が起きると、無意識的にそれを周囲のせいにしようとします。部下が期待した働きをせずに問題が起これば、その問題を部下のせいにして「上司である自分は悪くない」と自己を正当化します。しかし、よく考えてみればその部下の状況や本音も理解せず、勝手にそう決めつけてるケースが多くあります。そもそも仕事に必要な経営資源が足りていない場合や、適材適所の人員配置ができておらず、部下は本来持っているパフォーマンスを発揮できていないケースだってありうるのです。

 あなたが抱えている問題が、仮になかなか解決の糸口が見えないものである場合、もしかしたら働きかける相手は外側の誰かではなく、内なる自分なのかもしれません。そして、根本的な変化(問題解決)はインサイド・アウト(内から外へ)起こるものであると認識した瞬間に問題解決への大きな第一歩を踏み出せるのかもしれませんね。

→マーケティングを学べるコラム一覧へ

リーダーシップエッセンシャル

商品詳細

2014-10-17 | Posted in 未分類No Comments » 

関連記事