リーダーシップエッセンシャル。偉大な組織を作る変革は、ほとんどの場合ある一人の選択から始まる。

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リーダーシップエッセンシャル。偉大な組織を作る変革は、ほとんどの場合ある一人の選択から始まる。

 今日は「リーダーシップエッセンシャル。偉大な組織を作る変革は、ほとんどの場合ある一人の選択から始まる。」です。

 企業や組織に古くから根付いた文化を転換させるという偉業、つまり長期的な成長と繁栄、そして世界に対して貢献し続ける偉大な組織をつくり上げるような変革は、ほとんどの場合ある一人の選択から始まったということである。(中略)

 彼らはまず、自分自身を内面から変えるインサイド・アウトの変化から始めた。みずからの人格に目を向け、信頼性を築いていった。その信頼性は模範となり、徐々に周囲に対して影響を与え始めていったのだ。そして彼らの人格、能力、率先力や前向きなエネルギーが、他の人々を鼓舞し奮起させた。

 私はこの文章を読んですぐに一人のサッカー選手を思い出しました。

 Jリーグの名門鹿島アントラーズの本拠地であるカシマスタジアムには、日本を離れても今なお影響力を及ぼし続ける一人の選手のブロンズ像が立っています。彼の名前はジーコ (Zico) ことアルトゥール・アントゥネス・コインブラ。

 イタリアや母国ブラジルで活躍したジーコは一度、現役を引退します。しかし、日本におけるプロリーグであるJリーグがまだその産声をあげる前の1991年当時。日本サッカーリーグ2部の住友金属工業蹴球団(現、鹿島アントラーズ)のオファーを受け、再び遠い異国の地日本で現役選手としてピッチに戻ってきます。

 Jリーグ開幕時には40歳を過ぎていたジーコですが、鹿島では選手としてプレーするだけでなく、現場での全体への指導や試合中の采配も兼任します。当時、プロ意識に欠けた雰囲気が漂うチームにあって、ジーコは一人「プロとはなんだ」「サッカーのプロフェッショナルとして生きていくことはどういうことか?」を選手たちに語りかけます。そして自らが模範となることでチームにプロ意識を植え付けます。まさに偉大な組織(Jリーグで名門と呼ばれるチーム)をつくり上げた変革は、ジーコという一人の選択から始まったといっても過言ではありません。

 彼は世界トップクラスの選手として戦術や組織はもちろん、プライド、規律、プロ意識を鹿島にもたらし、鹿島アントラーズがJリーグで名門と呼ばれる下地となるクラブのDNAを生み出しました。

 もしかしたら、プロフェッショナルとして(世界最高のセレソンのメンバーとして)プレーし続けたジーコは本書で紹介されている

 セルフ・リーダーシップは、私は「インサイド・アウト」と呼ぶパラダイムに基づいている。だれも直接的に他人の考えや行動を改めることはできない。できるのは自分自身のパラダイムや行動だけである。あらゆる組織において、自分が変わることでしか、周囲が影響を受け、変化を起こすことはできないのである。

 を暗に理解していたのかもしれません。

 だれもがリーダーシップを発揮する権利を持っています。間違っても職位や地位、役職、肩書きに依存するものではありません。遠い異国の地からきた一人のブラジル人に多くの日本人の心が動かされたように、セルフ・リーダーシップを発揮することで、たとえ職位がはるかに上の人であろうが、組織であろうが動かすことができるのかもしれませんね。

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リーダーシップエッセンシャル

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2014-10-17 | Posted in 未分類No Comments » 

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