クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全。ペット可で高い利益率を維持できるカフェ。

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クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全。ペット可で高い利益率を維持できるカフェ。

 今日は「クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全。ペット可で高い利益率を維持できるカフェ。」です。

 ここで、サウスカロライナ州に店舗を持つ、あるハンバーガー・フランチャイズの加盟者が使った、巧みなプロモーションをご紹介しよう。彼が思いついたアイデアは「Dogs eat free(ワンちゃんのお食事無料)」だった。もちろん、誰でも、子どもの分の食事が無料になる「お子様のお食事無料」のプロモーションを耳にしたことはあるだろう。しかし「犬」というのが我々の興味を引いた。

 その店では、使わなかったハンバーガー(通常は捨てるしかない)を集めておき、それを一口サイズに切って、ドライブスルーの窓口にやって来た顧客の犬にプレゼントする。実施日は決まった曜日で、プロモーションを利用するために人々は定期的に立ち寄るという。

 このプロモーションの賢いところは、費用がゼロだという点だ。自分の店の商品を使っているので、犬用に何か買う必要はないのである。

 先日、連休に帰省したタイミングで地元のジェフ千葉(Jリーグ)を応援しに行きました。

 キックオフよりもだいぶ早く到着してしまったので、試合開始までの時間つぶしでコーヒーを飲むことに。ホームスタジアムであるフクアリ(フクダ電子アリーナ)のそばには、GLOBOというモールがあり、GLOBO内のフットサルコート横に雰囲気の良いKEL cafeという名前のカフェがあったのでさっそく利用してみました。

 客席も多く店内と広々している店でしたが、何よりも驚いたのがほとんど多くのお客さんがペットを連れていたことです。外のオープンテラスであればペット同伴OKのカフェはありますが、店内までペットOKのお店はそう多くありません。このカフェではゴールデンレトリバーのような中~大型犬から小型犬まで多種多様なワンちゃんがいて、犬好きにはたまらない空間でしたし、散歩コースの休憩ポイントとしては持ってこいであることは容易に想像できました。

 以前、別のコラムで

 ニッチやサブカルチャーへの帰属意識が高ければ高いほど、関連する商品を差し出された際、価格はどうでもよいものに思えてくる。不特定多数をターゲットにした商品を、特定のニッチやサブカルチャー向けの商品として売り出せれば、価格弾力性はどんどん広がりを見せる。

 という話を紹介したことがあります。

 カフェという業態を始めようと思えば、そのブランド力が強力なスターバックスやタリーズ、ドトールなど大手コーヒーチェーンや地元で古くからある喫茶店と勝負する必要に迫られます。一方で、それらのライバル店が提供していない「ペット可」というサービスを提供するだけで、コモディティ化や価格競争の波から逃れることができます。ペット好きにとって大好きなペットと時間をともにできるその店は、店を選ぶ基準に「価格」という要素は入りにくくなるため利益率の高いビジネスを行うことができます。

 また、一般的にペットを飼える人々は戸建てを所有している(あるいはペット可の高級マンションに住んでいる)比較的所得が高い属性の人々である可能性が高く、ここでも高価格帯を維持して利益率の高いビジネスを展開することができます。

 本書にあるような、本来廃棄する予定の商品をペット用の食事として無料提供することは別として「ペット可」という差別化ポイントを設けるだけで、素晴らしいプロモーション戦略になるのかもしれませんね。

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クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全

商品詳細

2014-10-17 | Posted in 未分類No Comments » 

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