クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全。強力なビジネス免疫力を備えるポイント。

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クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全。強力なビジネス免疫力を備えるポイント。

 今日は「クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全。強力なビジネス免疫力を備えるポイント。」です。

 ほとんどの人は、自分には個人的で身体的、生理的、心理的な免疫システムがあり、そのシステムを強く健康に保つ必要があると知っている。免疫システムは、病気から身体を守り、加齢による悪影響を遅延させ、心身が機能する能力を保護してくれる。(中略)

 大半のビジネスパーソンは「ビジネスにも自己免疫システムがあり、自分のビジネスの免疫システムを強く健康に保つ必要や価値がある」ということに考えが及ばないが、ビジネスにもこうしたシステムはある。そして栄養が不足して(投資が不適切で)、弱く傷つきやすい状態になるのを容認してしまえば、恐ろしいことが次々と起こり得るのだ。(中略)

 できる限り強力な「ビジネス免疫システム」を備えるためのポイントの1つは、直接で良好な顧客関係を地元レベルでつくり上げることだ。つまり鼻を突き合わせ、向い合って、一人一人と握手を交わし、地元社会で隣人になることだ。

 本書によれば著者の地元の小さな町には、商店街にこぢんまりとした地元経営の本屋があるといいます。

 この店には、品揃えの多さや注文のしやすさ、著者が利用できる割引(単純にアマゾンからすべての本を買うのと比較した場合)といった面で、大きな本屋に対する免疫力は全くありません(特に著者が裕福でなかったら、不況によってこうした割引がさらに重要になった可能性も十分にあります)。著者によればこの店が持つ唯一の免疫力は、著者がその店に足を運ぶのが好きなことだといいます。店の人間が個人的に選んで読んだ本の話を聞いたり、自分では見つけられない本と出会えたりすることに価値を感じるのです。

 自分自身でも丸6年のあいだ小さなベンチャー企業で利益体質な経営者たちを相手にビジネスをしていて気付いたことがあります。それは

「ビジネスは驚くほどにウェットなものである」

 ということです。リアルなビジネスの最前線で戦えば戦うほど、義理や人情といった人間味のあるウェットな部分がビジネス上の結果を大きく左右するということに気付かされます。

 小さな町の商店街にAという店があったとします。そこへある時、新興勢力のBという店があらわれます。B店はAと同様のサービスでAよりも低価格、さらにはAよりも長い営業時間で顧客の利便性を向上させようとします。表面的なMBA的思考をした場合、同じサービスでより低価格・利便性の高い店舗があらわれればA店の顧客はこぞってB店へと流れてしまうはずです。前提条件も何もなく、100人のビジネスパーソンにこの質問をすれば、ほとんどの方がB店の優位性を語るはずです。

 しかし、ここでA店の既存顧客がB店にそこまで流れないのがビジネスの面白いところです。

 私たちは知らぬ間に驚くほど多くの判断基準を用いて利用するサービスや商品を選んでいます。そこにはもちろん価格や営業時間以外の多くの要素が含まれているのです。あなたの行きつけの居酒屋やご飯屋さんを想像してほしいのですが、その店と全く同じメニュー、同じような内装で低価格の店がより近い立地に営業時間も長くなってオープンしたとした場合、あなたはどちらの店に通うでしょうか。

 全く思い入れのない店であれば別ですが、行きつけであることや常連である店をわざわざ捨ててまで、ドライな感情を持って新しい店の利便性を選ぶ人は驚くほどに多くありません。

 それよりもマスターの人間性や頼んだ料理がなかなか出てこない不便なところ、店の内装がキレイ過ぎないところや味付けが薄味なところなど、一見デメリットとも感じられる部分まで含んでウェットな関係性を重要視するのです。

 人は変化を嫌い、自分のコンフォートゾーンに居たがる生き物だという話がよくされますが、このケースでも同じことが起こりえます。ウェットかつ直接的で、良好な顧客関係を地元レベルでつくり上げるとともに相手のコンフォートゾーンを上手く作ってあげることが、結局のところあなたのビジネスの免疫力をさらに高めることにつながるのかもしれませんね。

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クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全

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2014-10-17 | Posted in 未分類No Comments » 

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