顧客心理を動かす11のプレゼン技術の評判/口コミ/感想について教えて下さい

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    21レビュー       おすすめ度
星5つ:★★★★★(20)    ★★★★☆21件のカスタマーレビュー
星4つ:★★★★☆(1)      書籍名:顧客心理を動かす11のプレゼン技術
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★★★★★ 手に人という字を書いて飲み込めとか、聴衆がジャガイモだと想像しろとか、そんなことを言うではない。

この本には、いわゆるインチキな自己啓発っぽいアドバイスは書かれていない。著者のピーター・コフターはより優れたプレゼンテーターになるための、ギミックやまやかしみたいなことを読者に教えようとしているのではない。手に人という字を書いて飲み込めばいいとか、聴衆がジャガイモだと想像しろとか、そんなことを言っているのではない。彼はより偉大なプレゼンテーターになるためのツールをシンプルな形で提供してくれるだけ。読んでみた感想:著者のアドバイスの多くは驚くほどシンプルなも…

投稿日: 2012/02/01 投稿者: Julian Tippins

対

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★★★★☆ 優れたプレゼンターは人々が感情に動かされて決断したことをしっかり正当化できるように心がけるという。

優れたプレゼンターは、人が感情に動かされて物事を決断することを知っている。本書「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」の著者ピーター・コフターによれば、優れたプレゼンターというものは、人々が感情に動かされて決断したことをしっかりと正当化できるように心がけるという。あらゆる事実、ファクツや数字に基づいて「決断が正当である」という理由づけを行なう。そうやって対峙する相手に対して、あなたの提案が最高のものであると思わせることが重要。本書によれば、効果的なプレゼンテーシ…

投稿日: 2012/01/12 投稿者: John Gibbs

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10人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★☆ 優れたプレゼンターは人々が感情に動かされて決断したことをしっかり正当化できるように心がけるという。
2012/01/12 By John Gibbs
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 優れたプレゼンターは、人が感情に動かされて物事を決断することを知っている。本書「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」の著者ピーター・コフターによれば、優れたプレゼンターというものは、人々が感情に動かされて決断したことをしっかりと正当化できるように心がけるという。あらゆる事実、ファクツや数字に基づいて「決断が正当である」という理由づけを行なう。そうやって対峙する相手に対して、あなたの提案が最高のものであると思わせることが重要。

 本書によれば、効果的なプレゼンテーションに必要な要素をまとめると次のようになる:

・プレゼンテーションは会話である。

・自分自身であれ:真に優れたプレゼンターは自分が間違ったことを正直に白状し、その正直さ、つまりその人間らしさで聴き手を引きつける。

・物語を語る:私たちはみな、人を惹きつけ、最後まで聞かずにはいられないような話が大好き。

・話す内容を完全に消化しておく:プレゼンテーション自体を記憶するのではなく、根底に流れる考え方を完璧に消化しておくこと。

・リラックスして感じのいい話し方をする:優れたプレゼンターは、真に重要なのは聴き手のほうだということを知っている。

・チームワークが大事:チームがうまくいっていないと、聴き手はそれを敏感に感じ取る。そしてただちに採用を見合わせる。

・パーソナルであれ:優れたプレゼンターは親しみを感じさせる話し方をする。それによって聴き手との間に信頼感と気持ちのつながりを築く。

 この本は広告代理店で働くマネージャーの視点から書かれたものだが、本書で紹介される法則はどんなジャンルのビジネスやマーケティングに応用できるもの。どのような形式の講演であれ、個人のプレゼンテーションであれ幅広く使えるもの。著者は自分自身が実践したアドバイスを紹介し、また説得力あるプレゼンに成功した会社の話を多数紹介してくれる。多くのプレゼンターの見識を簡潔にまとめてくれている。

 大事なポイントは本書のなかで繰り返し紹介されているので、ポイントを掴みやすいと思う。プレゼンテーションの構成方法、パワーポイントタイプのスライドを使った上手いプレゼンの方法、リハーサルを繰り返し行なうことの重要性、沈黙、声量、声の高さとトーン、表情や“中断”の効果的な使い方など。より優れたプレゼンテーターになりたいと思うなら、本書には役立つヒントが溢れている。

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6人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ 手に人という字を書いて飲み込めとか、聴衆がジャガイモだと想像しろとか、そんなことを言うではない。
2012/02/01 By Julian Tippins
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 この本には、いわゆるインチキな自己啓発っぽいアドバイスは書かれていない。著者のピーター・コフターはより優れたプレゼンテーターになるための、ギミックやまやかしみたいなことを読者に教えようとしているのではない。手に人という字を書いて飲み込めばいいとか、聴衆がジャガイモだと想像しろとか、そんなことを言っているのではない。彼はより偉大なプレゼンテーターになるためのツールをシンプルな形で提供してくれるだけ。

読んでみた感想:
 著者のアドバイスの多くは驚くほどシンプルなものばかり。でも、どういうわけか本書で紹介されているアイデアというものを実践している人はほとんどいない。

 本書にちりばめられた広告やマーケティングの専門家たちのエピーソードは興味深かった。誤ったプレゼンテーションの話は特に興味深かったし、面白かった。

 この手の本は理論ばかり書かれて実践的でないものが多いが、その点で本書には理論ではなく実体験に基づいた実践的な問題解決方法しか書かれていないのが良い。そこがまた、本書を素晴らしい一冊にしている点だと思う。

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2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ プレゼンテーションに関する最高の本だと思っている。私たちの生活全てはプレゼンテーションであるから。
2013/06/29 By Russ Emrick
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」は、“私たちの生活全てがプレゼンテーション”だと言ってる。私たちは、常に誰かに何か考え方を伝え、そして判断される場面に出くわす。上司に話をしている時であれ、大観衆の前で話をしているときであれ、プレゼンテーションの基本がどの場面でも応用できる。

 私は個人的に本書がプレゼンテーションに関する最高の一冊だと思っている。なぜなら、この手のプレゼン関連書籍というものは、たいてい普通のプレゼンテーターが容易く実践できないような複雑なアドバイスばかりをするから。動き方だったり、呼吸の仕方だったり、プレゼンの中でとる行動の仕方全てを意識する必要があったりする。

 自分が聴衆に伝えたいことに加えて、これらの複雑なアドバイスを実践しようと思えば心が二つは必要になる。ボールを何個も使ってジャグリングしながら、同時に歯磨きをするようなもの。こんなマルチタスクは普通の人間にとっては不可能でしかない。

 そういう意味で「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」には誰でも実践できるプレゼンテーションのヒントや知識、素晴らしいアドバイスが紹介されている。人によっては、アドバイス自体が簡単すぎるように思うかもしれない。でもそのシンプルさこそが本書の素晴らしい点でもあると思う。基本に沿って大切なことを思い出させてくれる一冊。

 例えば、プレゼンで対峙する相手を把握すること。プレゼンで大切なことは、あなたの話でも、聴衆が記憶している内容でもない。聴衆があなたをどう思っているかが重要になる。聴衆と対話し、聴衆をショーに巻き込むこと。

本書でカギとなるプレゼンの原理原則:

1. プレゼンテーションは会話である
2. 自分自身であれ
3. 物語を語る
4. 話す内容を完全に消化しておく
5. リラックスして感じのいい話し方をする
6. チームワークが大事
7. パーソナルであれ
8. 聴き手について知るべし
9. 不安を表に出すべからず
10. リハーサルをする
11. 自分がその場にいる理由を知るべし

 これらの原理原則に複雑な要素は全くない。でも、多くの人はこれらのシンプルな原理原則が出来ていない。「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」ではこれら11のポイントを具体的に説明してくれる。本書はプレゼンテーションで生計を立てている男が書いたもの。私はページごとに多くのアイデアを学ぶことができた。私は今までよりずっと優れたプレゼンテーターになることができた。この分野で最高の一冊。

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2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ プレゼンテーションで自分を売り込むビジネスをする人であれば、必読のプレゼンテーションの本。
2012/03/06 By Y Allen
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 最も信頼できる人が、そうでない人よりも大きな影響力を持つことは言うまでもない。本書で紹介されるテクニックを使えば、もうプレゼンテーションで怖気づくことはなくなるし、変なテクニックを使って聴衆を“ごまかす”必要もなくなる。

 自分がこれから伝えようとしていることは、聴衆が伝えて欲しいと思っていることである。完璧なタイミングとトーン、ビジュアルに訴える資料を使って適切な情報を提供する。そうすることであなたのプレゼンテーションは心から顧客に信頼されるものとなる。自分を売り込むビジネスに携わる人であれば、必読の一冊。

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5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ プレゼンに関する基本は分かっているつもりだったし、そこそこのプレゼンを企画できるつもりだった。
2012/02/02 By Debbie Girard
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 長年スピーチライターやプレゼンのシナリオ、構成を書く仕事をしてきたけど、本書を読むまで自分自身が書くシナリオや構成に改善の余地があったなんて思ってもみなかった。いやいや、これに関しては完全に私が間違っていた。

 本書では、著者のピーター・コフターが優れたプレゼンテーションを実現するための貴重かつ素晴らしいヒントやアドバイスを本書のなかで教えてくれる。

 読んだ感想としては正直ヘコんだ。プレゼンに関する基本は分かっているつもりだったし、そこそこのプレゼンテーションを企画できるつもりだった。でも、全くまだまだだった。本書を読んでいると、シンプルな一つのメッセージが伝わってくるように感じる。著者は実例をもとに要点を説明してくれるので、読者にとって極めて役立つ内容になっていると思う。本書を読めば、その素晴らしさに気づき、自分のパソコンのすぐ隣に置いておきたい一冊であることが分かると思う。

 ベテランのスピーチライターであっても、人生初のプレゼンテーションを成功させたい人であっても、その中間にいる人でも、誰であれおすすめの一冊。ぜひ手にとって欲しい。

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1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ ピーター・コフターは効果的なプレゼンテーションスキルを使ってプレゼンに勝つ方法を知るベテラン。
2013/06/18 By Don McLean
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 私は本書「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」を購入して既に3回は読んだ。素晴らしい一冊だと思っている。著者のピーター・コフターは効果的なプレゼンテーションスキルを使ってプレゼンに勝つ、そんな方法を知る経験豊富なベテランだと思う。本書は私のプレゼンテーションに対する見方を変えたし、自分自身の仕事に非常に役に立っている。この分野でこれ以上の本を読んだことないので、星5つ評価を付けたいと思う。

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★★★★★ 自分自身のプレゼンテーションスタイルを改善したり、プレゼンの基礎、原理原則を理解したいと思うなら。
2013/02/11 By bluefish710
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 この本は、プレゼンターの多くが自分たちのプレゼンテーションに何らかの弱点が存在しているという事実を教えてくれる。時間を割いてまでプレゼンテーションの学校に通おうとする人は多くないため、こういった本が存在することは本当に意味があることだと思うし、ありがたい。プレゼンテーションを苦手としている人は多く存在する。それらの人は、ただデータを伝えるだけで、そこに“感情”を取り入れることはしていない。

 あなたが自分自身のプレゼンテーションスタイルを改善したり、より良いものにしたいと思うなら。また、プレゼンの基礎、原理原則みたいなものを理解したいと思うなら、本書は読むに値する一冊になる。おすすめ。

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★★★★★ 可もなく不可もないパワーポイントをただ使うだけのプレゼンテーションはもうしない。本書でそう誓った。
2012/04/01 By Carter Davidson
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 ビジネススクールや、私自身のセールスという仕事、キャリアのなかで、プレゼンテーションスキル改善をテーマとした研修やワークショップには多数参加してきた。だから、本書を読む前までは、優れたプレゼンテーションをするために必要なものはほとんど知っていると思っていた。また、この手の本を読んだとしても新しい気付きはほとんど得られないと勝手に考えて、この本を読むのは躊躇していた。でも違っていた。

 著者のピーター・コフターは本書「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」の中で、他のプレゼンテーションの専門家たちと同様に多くの成功事例を載せている。ただ、彼が紹介する事例はどれも非常にユニークなものばかりなので、読者はとても新鮮な気持ちで本書を読み進めることができると思う。

 また、仮にプレゼンというものに対する今現在のあなたの頭の中が、同業者と同じようなものだったとしても、それを優れたものにする具体的な方法を本書の中で教えてくれる。

 著者は本書のなかで2つのチームを持った広告代理店の事例を紹介している。2つのチームは顧客に対して全く同じ解決方法を提示しているにも関わらず、一方のチームが与える印象、伝えたメッセージと、もう片方のチームが顧客に与える印象は全く違うものになった。違いを生み出したのはプレゼンの方法だった(顧客はその2チームが同じ解決策を提示し、同じ広告代理店であることは気付かなかった)。

 本書の中に登場する私のお気に入りの1行は「自分自身であれ」というもの。当たり前のことに思われるかもしれないが、プレゼンテーション中に「自分自身であれ」を実践できている人はほとんどいない。聴き手が真に求めているのは、そして心からの反応をするのは「あなた」に対してであり、違う誰かのように振舞う必要はないということ。自信に満ち溢れた人をひきつける魅力ある人が、ひとたび公のプレゼンテーションの場に立つと、自分の一番良いところを失ってしまうことには本当に驚かされる。これも「自分自身であれ」を実践できない落とし穴にハマってしまっているように思う。

 ピーター・コフターのアドバイスは至極シンプルなものばかりだが、実際に実践するにはかなりの努力や度胸が必要にもなる。私はあらゆる顧客と新しい関係性が始まる時には、いつも新たなアイデアやインスピレーションを求めてこの本を参照するようにしている。「可もなく不可もないパワーポイントをただ使うだけのプレゼンテーションはもうしない」、本書を読み、そう誓った今、私は本書をもとに素晴らしいプレゼンテーションを続けていこうと思っている。

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★★★★★ 自分のプレゼンスキルの多くを改善するべきだと痛感させられた。プレゼンの誤りにまんまとハマっていた。
2014/02/28 By Klara
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 ピーター・コフターの「顧客心理を動かす11のプレゼン技術」は素晴らしいマーケティング本だと思う。ピーター・コフターは本書の中でプレゼンテーションの重要性を説明し、すべきこととそうではないことをアドバイスしてくれる。読者はそれらのアドバイスをもとに自分自身のプレゼンテーションスキルを改善できるようになっている。

 著者はこのテーマで数多くのセミナーを行っており、多くの参加者を指導している。この分野で個人的にも豊富な経験を積んでおり、書籍自体が信頼できる情報源になっている。本書で紹介されるヒントやアドバイスは全て、多数の実例で成果が裏付けられたものばかり。堅苦しくない、くだけたトーンで文章が書かれているので読者も理解しやすいと思う。個人個人にフォーカスしたアプローチをとり、堅苦しい教科書のような感じはなく、読者が楽しめる内容にもなっている。

 ピーター・コフターはプレゼンテーションに関していくつかのポイントに分けて説明している。全てのことがプレゼンテーションであること。自分のことを気にするのではないこと。聴衆との関わり方。心の力。自分の在り方と行動の仕方。プレゼンテーションの信頼性について。気を落とさないこと。プレゼンテーションの構成方法。リハーサル方法。そして時間を守る方法、などなど。こういったテーマに各章が当てられ、各章ごとに少なくとも3つの素晴らしい事例を紹介しながら読者がこれらのポイントを学び、実践できるようになっている。

 著者はストーリーを用いたり、有名なビジネスマンやビジネスウーマンの言葉を引用することもあるが、多くが自分の経験から話を展開しているので説得力がある。ある例では、著者が非英語圏の幹部にプレゼンテーションスキルの改善を教えるために日本に派遣された時の話が紹介されている。この例はプレゼンテーション中に使うスライドの余白について話す場面で登場する。著者は、日本語の“腹八分目”という言葉に関連付けて、電通の重役に自分の考え方を上手く伝える。日本人の重役たちは著者の工夫された例えを理解し、応用し、プレゼンテーションを改善することができたという。こういったストーリーが、本書の至るところに登場する。

 著者が本書の中で展開する議論や、事例や面白く、読者のインスピレーションを鼓舞するものばかり。著者の豊富な経験とうまく結び付けられ、紹介されるため、読者は彼のアドバイスが自分にとって役立つものであるとすぐに理解できるはず。この本の目的は、著者が持っている完璧なプレゼンテーションを行なうための知識を、少しでも読者に提供をすること。私個人の意見を言わせてもらえば、本書を読み、プレゼンテーションスキルを改善する気になる。そのアドバイスを自分自身のプレゼンテーションに応用しようと努力する。その時点で著者の目的の多くは達成されていると思う。

 本書はプレゼンテーションに関する考察をするなかで、その対象読者も広範囲に設定されているように思う。というのも、学生や働く人の大多数が、人生のある時点で何らかのプレゼンテーションを行なう必要があるから。

 私は本書を読む間に、自分自身のプレゼンテーションスキルの多くを改善するべきだと痛感させられた。というのも、著者が読者に避けて欲しいと考えているプレゼンの誤り、落とし穴に自分自身がまんまとハマっていたから。自分が受けた教育を振り返ると、成功するプレゼンテーション方法を正しく教わったことがないことも知らされた。ただ、このプレゼンスキルは学校教育でも実社会でも非常に重要なもの。

 私の仕事仲間の多くは未だにこの落とし穴にハマったり、問題を抱えているように思う。問題が深刻すぎる人もいる。スライドの隅まで単語で埋まったパワーポイントのプレゼンテーションを数えきれないほど見てきた。また、仲間の多くはスライドを読みながらプレゼンテーションを行ってしまっている。そのプレゼンテーションが非常に低い評価をされた理由が、それらのプレゼンテーターには分かっていないのかもしれない。

 優れたプレゼンテーション方法を学ぶことは、人生に欠かせないスキルでありながら一番忘れられてしまいがちなものでもある。学校教育から見直して、しっかりとしたプレゼンテーションスキルを身に付けさせ、学生に将来への備えをさせるべきかもしれない。

 非常に楽しみながら本書を読むことができた。この本を選んでよかったと思う。繰り返すが、特定の人に限らず、どんなジャンルのどんな仕事であっても少しでもプレゼンテーションに携わる仕事をしている人ならおすすめの一冊。やる気を与えてくれるし、次のプレゼンテーションや面談で成功できる素晴らしいヒントやアドバイスが詰まっている。

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★★★★★ 事業開発担当部署に異動したばかりで、新規事業のプレゼン方法をいち早く理解したいと思っていたところ。
2013/12/16 By Capri22cs
レビュー対象商品: 顧客心理を動かす11のプレゼン技術

 最近、事業開発担当部署に異動したばかりで、新規事業のプレゼン方法をいち早く理解したいと思っていたところ。本書の前書きを読んで、購入に至ったわけだけど、とても満足している。この本は他者の意見を引用するだけでなく、著者自身の経験に基づいて優れたプレゼンについて語られているので非常に読みやすかった。あっという間に読めると思う。私は既に本書の中で著者が語るいくつかのアドバイスを日々の実務に取り入れて上手くいっている。

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商品詳細
2014-10-08 | Posted in 未分類No Comments » 

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