消費者目線で書かれているが、経営者ならいかに顧客にストレスなく購入してもらうかという点で応用可能。

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カスタマーレビュー

消費者目線で書かれているが、経営者ならいかに顧客にストレスなく購入してもらうかという点で応用可能。

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★★★★☆ 消費者目線で書かれているが、経営者ならいかに顧客にストレスなく購入してもらうかという点で応用可能。
2011/2/16 By G. Perera
レビュー対象商品: 購買選択の心理学

 多数の選択肢に直面した際の意思決定方法に関して、徹底的に掘り下げた一冊。とても興味深い内容だった。

 著者のバリー・シュワルツの主眼点は、選択肢を多く提供することは必ずしも良い成果を生み出さない、というある種、常識的な考えに反する主張。普通に考えれば、選択肢が増えていったとしても、オリジナルの選択肢は全て残っているため「今より悪い状態になるはずがない」となる。これが常識的な考え方。

 ただ、この本にはその常識だと思われていることが誤りであることを示す事例が次から次へと紹介される。実際は、選択肢が増えることによって人々は正しい決断をしているかどうか悩んでしまう。より良い選択肢を追い求める結果、最終的な選択に満足することができない。選択後に自らの意思決定に大きな後悔をしてしまう、といった状況に陥る。

 この本は個人や消費者目線で書かれているが、もちろん経営者や起業家にとっては裏を返せば「顧客にいかにストレスなくモノを選び、購入してもらうか」というところに応用することができる。

 例えば私は法人向けにウェブ・オンライン周りのコンサルティングを行っている。私のような業界の人間にとっても、この本に書かれたアイデアは非常に意味あるもの。製品の販売方法や、アクセサリー類の提案方法、発送方法の選択肢、返金保証が有効なアプローチかどうか、などなど。この本から数多くの影響を受けている。

 また、良書と呼ばれる本の多くがそうであるが、著者のバリー・シュワルツは信頼できる調査結果や研究内容を引用しながら主張を展開するため、非常に説得力がある。実証されていない机上の空論を語るようなことはしない(実際、この本の巻末には注釈だけで十数ページ分あった)。著者の結論はただの意見ではなく、科学的な研究結果だということに疑いの余地はない。

 また、著者の文体は学者でありながら非常に読みやすく魅力的。私のようにビジネス書レベルの文章や説明を楽しみながら読める人であれば、専門外の人であっても彼の主張や本書の内容を深く理解することができるはず。おすすめの一冊。

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購買選択の心理学

商品詳細
2014-10-07 | Posted in 未分類No Comments » 

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