過剰な選択肢は心に負荷をかけ、選択後も自らの意思決定について過度に考え過ぎてしまうことを招く。

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カスタマーレビュー

過剰な選択肢は心に負荷をかけ、選択後も自らの意思決定について過度に考え過ぎてしまうことを招く。

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★★★★★ 過剰な選択肢は心に負荷をかけ、選択後も自らの意思決定について過度に考え過ぎてしまうことを招く。
2004/12/11 By paul
レビュー対象商品: 購買選択の心理学

 この本は2つの点で素晴らしい本だと思う。まず、読者の心を和ませるような文章で、そして私たちが誰しも日々直面するような、実践的な事例を数多く紹介してくれること。

 第二に、著者のバリー・シュワルツは過剰な選択肢がもたらすリスクとそのストレスを軽減する方法、意思決定にあまりに労力を割いて、精神的に病まない方法について素晴らしいアイデアを提供してくれる。読者はこの本を読み進めるにつれて、適切な決断方法や意思決定方法が分かるようになる。

 人は往々にしてさほど重要ではないことを、詳しく調べて無駄な労力を使ってしまいがち。こういったことを防ぐこともできる。より良い選択をしようと、頑張れば頑張るほど、いつもより良いものが見つかるのでは?とあなたは思っていないだろうか。

 物事を判断したり、意思決定する際に多少長く時間をかければ、それだけ多くの選択肢を手に入れることができるはずだし、得られる結果もより良いものになるはずだと思える。しかし、実はこれは机上の空論であり、実際に得られる効用というのは減ってしまう。意思決定を先延ばしにしては、自らの判断を疑い、結果として大きな後悔をしてしまいがち。

 バリー・シュワルツはこの本の最後に素晴らしいフレームワークを提供してくれる。うまくやるための公式でも、成功をもたらす公式でもなく、直面する可能性の高い決断や意思決定に“上手く適用して対処する”、その方法を教えてくれる。

 ビジネス書の多くは、読み進めるなかで共感をしたり、「本当にそう思う」とついつい頷いてしまうものが多くある。それでも、ただ問題提起をするだけで、その考え方やアイデアを日常生活に活かすための実践的なテクニックを教えてくれる本は少ない。

 そういう意味でも本書「購買選択の心理学」は例外的。実例をただ挙げるだけでなく、それを実生活やビジネスで活かす方法を教えてくれる。私が素晴らしいと思った事例として食品購入の話がある。

 24種類のジャムが販売されている。そのうち6種類がサンプルとして顧客に提供されている店と、24種類全てのサンプルが試食できる店があるとする。あなたはいったいどちらの店を選ぶだろうか。この場合、一般的に考えれば全種類を試食できる店のほうが良い気がする。でも、得られる満足度や幸福度、ストレスを軽減するという点では、限られた選択肢から試食をするほうが効用が高いことが分かっている。

 これが著者が伝えようとしているパラドックスの一例。私たちは選択肢が多ければ多いほど、選択の自由が可能性の幅を広げてくれるように思う。でも、実際は過剰な選択肢は心に負荷をかけ、選択後も自らの意思決定についてあれこれ考え過ぎてしまうことを引き起こす。携帯電話やノートパソコン、生命保険の契約など、あなたにもそういった経験があるのではないだろうか?

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購買選択の心理学

商品詳細
2014-10-07 | Posted in 未分類No Comments » 

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