仕事の選び方やキャリアの選択など購買に限らず意思決定に関し洞察あふれるアイデアを教えてくれる良書。

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仕事の選び方やキャリアの選択など購買に限らず意思決定に関し洞察あふれるアイデアを教えてくれる良書。

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★★★★★ 仕事の選び方やキャリアの選択など購買に限らず意思決定に関し洞察あふれるアイデアを教えてくれる良書。
2004/01/13 By Book Lover
レビュー対象商品: 購買選択の心理学

 これは読者の目を見開かせてくれる一冊。人々がどのように意思決定をするのか、どのようにティッピングポイントが生まれ、流行がはじまるのかなど、鋭い洞察から明確に教えてくれる。

 私はちょうど著者のバリー・シュワルツがこの本の内容に関して、テレビやラジオでインタビューを受けているのを聞いたことがある。インタビューの内容は、確か「ショッピングなどの意思決定」に関するテーマだったと思う。そのインタビュー内容を簡潔に言えば、現代では、あまりに選択肢が多いため、顧客は買い物が難しくなっている。また買い物のプロセス自体が嫌いになってしまうということ。

 そんな時代にあって「購買選択の心理学」を読めば、顧客として洞察力をもって買い物ができるようになる。もちろん、買い物における意思決定に留まらない。バリー・シュワルツは、仕事の選び方、家族や生活場所の選択、子供を持つか否か、余暇の過ごし方、大学やキャリアの選択、といった判断が難しい意思決定に関しても洞察あふれるアイデアを教えてくれる。

 著者いわく、今日における意思決定は、30年前のそれよりもずっと難しくなっているという。その理由についても語っている。あらゆる意思決定に対して、ストレスを減らし、幸福を増大させるための実践的なアドバイスを数多く教えてくれる。

 例えば、子育ての面でいえば、選択肢を増やすことが子供にどのような影響を与えるのか。両親が子供のの幼年期(特に小さい子供)のストレスをいかにして軽減することができるのか、その方法も書かれている。

 個人的にこの本が有意義だと思う要素として次の2点が挙げられる。

 一つ目は、著者のバリー・シュワルツの主張やアイデアが全て研究に裏付けられているものだということ。著者は研究者であるため、たしかに読み物として完璧な出来ばえではない。一方で、彼が語る全ての主張や議論において、研究者としての裏付けがされている点で非常に説得力がある。

 また、優れたアプローチで研究をすすめているせいか、物事の本質に迫り、紹介される一つ一つ主張やアイデアと、その研究の関連性がよく理解できる。加えて著者が語る理論は、意思決定に関する最新かつ高度な調査に基づいたものであるとわかる。自己啓発系書籍の“第一人者(と呼ばれるような輩)”が事実や裏付けに欠ける不完全なアイデアをとうとうと喋るような本ではない。

 もう一つが、新たな考え方や視点を与えてくれたという点。バリー・シュワルツは以前、今日のアメリカのある面について痛烈に批判するような書籍を書いている。そういう意味で、この本はよりパーソナルに、個人に向けて問題提起をしている一冊でもあると思う。読了後、選択肢の増加問題が私たちの文化にどれだけ多大な影響を及ぼしているのか、を考えずにはいられない。

 私自身、最近転職を経験したのだが、転職前にこの本を読んでいれば、もう少し良い判断や意思決定ができたのでは?と思っている(相当悩んだので、私を救う一冊になっていたことは間違いない)。完全に良書。

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購買選択の心理学

商品詳細
2014-10-07 | Posted in 未分類No Comments » 

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