自分を不幸にしない13の習慣

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自分を不幸にしない13の習慣

不安、悩み、ストレスからあなたを解放する心と脳の科学(小川忠洋著)

The 13 havits

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努力すれば、いつか成功して幸せになれると思っていた

 今から5年ほど前、私は人生のドン底にいました。毎日毎日、好きでもない仕事を夜の11時ごろまでやる。土日も働いているにもかかわらず、仕事は全くうまくいかない。収入は低く、来月の家賃が払えるかどうかも不安でした。恋人はいない。親とはケンカばかりでしばらく会ってもいませんでした。

 いつも不機嫌を抱え、何もかもがうまくいかない。毎日がストレスの連続でした。そんなとき、仕事の関係から私は“彼”の話を知ったのです。それまでの私は、プラス思考で目標を設定する。一生懸命努力していれば、いつかは人生で成功して幸せになれると思っていました。

 しかし、それは大きな間違いでした。もっと楽な方法があったのです。そして、その方法を実践することで、私は自分自身の人生を大きく変えることができました。

秘密の全てを書きました。彼が教えてくれた秘密です。

 以前よりも働く時間が圧倒的に減ったにもかかわらず、より大きな仕事をすることができる。収入は10倍以上になりました。最高の恋人を見つけて、幸せな結婚をすることもできました。そして、今では怒ったり不機嫌になったりすることもめったにありません。私は、成功をつかみ、幸せな人生を送ることができるようになりました。

 この本には、あなたが幸せな人生を送るために何をすればいいか、その秘密のすべてを書きました。“彼”が教えてくれた秘密です。私が幸せをつかむことに成功した秘密です。その秘密が何なのか、ここでは言いません。読み進んでいけば自然にあなた自身で見つけることができるでしょう。あなたが人生でどんな道をたどるかは、この秘密をどう使うかによります。

 あなたは今まで不思議に思ったことはありませんか?

自分で自分を不幸にしないための大切な習慣と方法。

 たくさんの人が一生懸命がんばっている。にもかかわらず、成功することもなければ幸せそうにも見えない。一方で人生を楽しみながら成功する。幸せのすべてを手に入れているように見える人がいる。

 ほとんどの人は、自分で自分を不幸にしてしまっています。自分で自分を成功から遠ざけるようなことをしています。それは、習慣的に行われているので、本人がそれに気づくことはありません。

 この本では、このような状況を脱する。自分で自分を不幸にしないための大切な習慣とそれを身につける方法を書きました。この習慣を身につけることで、あなたはきっと今よりももっと充実する。毎日が楽しくなるような人生を送ることができるでしょう。そして、自分が望んでいる人生をもっと簡単に手に入れることができるでしょう。

幸せな人が毎日幸せなのは、偶然ではありません。

成功する人が成功しているのは、偶然ではありません。

逆に成功しない人、不幸な人が、今現在そうであるのは偶然ではないのです。

 そこには何か違いがあります。何か秘密があります。その秘密を知っていて使っている。あるいは、知らずに使っている。どちらにせよ、幸せな人・成功する人は皆その秘密を使っています。その秘密とは何なのか?その秘密をどうやって使うのか?あなたは今、知ろうとしています…。

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病院を訪れた女性の患者も、ほかの患者と同じように。

 これは真実の物語である。そこは、どこにでもあるような病院の一室だった。白のカラーで統一された清潔感のある病院だった。その医師は形成外科を専門とし、その分野での第一人者として医学界では世界的に知られていた。今日、病院を訪れた女性の患者も、ほかの患者と同じように交通事故か何かで顔に傷を負ってしまったらしい。

 若い女性にとって顔に傷があるというのは致命的なことだ。形成外科の仕事は、そのような傷を手術で治して元のきれいな顔に戻してあげることだ。患者の名前はアンナ。医師の名前はドクターモルツ。

 ドクターモルツはそれまでも、たくさんの患者の傷を治してきた。だから、今回のケースもいつものように簡単に済むだろうとタカをくくっていた。なぜなら、ドクターモルツは当時、魔法の手を持っていると言われていたのだ。

少なくとも彼女がこの病院で手術を受けるまでは……。

 彼のところに行って手術を受けた患者は、顔がきれいになるばかりでなく、性格までもが明るくなるという。ほとんどの患者はその病院を出た後には、今まで以上に幸せな人生を送っていた。アンナもほかの患者と同じように傷を治し幸せになってこの病院を出ていくものと思えた。少なくとも、彼女が初めてこの病院に来て、手術を受けるまでは…。

 アンナは違った。傷は問題なかった。ほかの患者と同じような傷だったので、ドクターモルツはその傷を見た瞬間に治せると判断した。しかし、アンナの傷はそれだけではなかった。目に見えない傷がアンナの心と体を蝕んでいたのだ。それを知らずに手術は始まった。

アンナは元に戻った。

元のきれいな顔に戻った。

手術はうまくいったように思えた。

 鏡を手にとり、自分の顔を見て…、アンナはこう言った。「違う」。顔は元のきれいな顔に戻ったように思えたが、アンナは「何かが違う」と感じた。まるで自分の顔ではないようだ…、と。このとき、ドクターモルツも、その場に居合わせた看護婦も、アンナ本人も、後に3,000万人以上の人の人生を変える物語が始まるとは思ってもみなかった…。

「何が違うんだい?アンナ」

 「何が違うんだい?アンナ」ドクターモルツはアンナに問いかけた。ほとんどの患者は、手術後、包帯を取って自分の顔がきれいに元通りになっているのをみると、喜んではしゃぐものだ。しかし、アンナはいぶかしげな顔で「違う」と言う。「先生、治っていません…」アンナは、どう言っていいかわからないかのように答えた。

 アンナの手術は成功していた。顔は完全に元通りに戻っていた。ドクターモルツは彼女の言っている意味がわからない。傷は完全に治っているのだ。「何を言っているんだい? 鏡を見てごらん」アンナはもう一度、鏡を覗き込んだ。

 しかし、がっかりしたように首を横に振ってこう言った。「治っていません」(あんなに大きな傷が消えているのに治っていないとはどういうことだ?)ドクターモルツは手術前の大きく傷の入った顔写真をアンナに見せて再び言った。「これを見てごらん。手術前の君の写真だ。ここに大きな傷があるだろう。ほら、今はすっかり消えて、きれいになっているじゃないか」

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その言葉に頭をガツンと叩かれたような衝撃を受けた。

 「……」アンナは何も答えない。「どうしたんだい?」ドクターモルツが問いかけると、しばらくの間、気まずい沈黙が流れた。そして、アンナはついにこう言った。「先生…、傷が消えたのはわかります。でも治ったという気がしないんです。顔に傷があるときの、あのイヤな気持ちと一緒なんです」

 ドクターモルツはその言葉に頭をガツンと叩かれたような衝撃を受けたが、アンナに知られまいと表情には出さず、その日は彼女を家に帰した。どういうことなんだ? 顔は完全にもとに戻っているじゃないか?なのに治った気がしないなんて。気がしないとはどういう意味なのか?

 そういえば、今まで治療してきた患者のなかにもごくわずかだか、傷は完全に治ったにもかかわらず、あまり喜んでいない人たちがいた。もしかしたら、同じことなのか?

もちろん例外として無視することはできた。

 もちろん、アンナを例外として無視することはできた。ほとんどの患者は治療が終わったときには、手術前とは人が変わったように元気になっていた。アンナのケースを放っておいてもドクターの功績に傷がつくことはないはずだった。

 しかし、これを放置しておくと、何かとても大切なものを見ないようにして医者としての人生を送ってしまう気がした。その日、ドクターモルツはアンナの手術前の写真を見て夜遅くまで物思いにふけたのだった。

 次の日。ドクターモルツはアンナの家にいた。「わざわざ来ていただき、ありがとうございます。お医者さんが家まで訪ねてくださるなんて初めてですわ」アンナの母親は、突然の来客を嫌がることもなく喜んで迎えた。ドクターモルツはアンナの顔にできた大きな傷を治した主治医だ。突然、訪問したところで嫌がられることはなかっただろう。

母はつい口をすべらせてしまった。

 「じつは、娘さんのことで聞きたいことがあるのです」単刀直入にドクターモルツは聞いた。「私の病院を訪れて、顔の傷を治した人は、ほとんどが手術前とは性格が変わって明るくなり、新しい顔をとても喜んでくれます。しかし、なかには娘さんのように手術は成功し、顔はきれいになったにもかかわらず、気持ちは落ち込んだままという人もいます。何が違うのか、私は医師として知りたいのです。」

 「そうですか…」母親の顔からさっきまでの笑顔が消えた。「どんなことでもかまわないので、娘さんのことを教えてくれませんか」ドクターモルツは迫った。「ええ。まあ…、心当たりはあります」

 母親は、アンナが交通事故の直前まで、ある男性と婚約していたこと、そして、事故で顔に大きな傷ができてしまったのをきっかけに、男性に逃げられてしまったことを話した。「こんなお話が先生のお役に立つのでしょうか?」できることならこんな話は誰にもしたくはない。しかし、相手は愛する娘の顔の傷を治してくれた恩人だ。母はつい口をすべらせてしまった。

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「そんなことがあったのですか。それはお気の毒に」

 「そんなことがあったのですか…。それはお気の毒に…」。言いながら、ドクターモルツはそのとき気づいた。アンナの気持ちを落ち込ませていたのは、顔の傷ではなく、心の傷だったのだ、と。

 「よろしければ娘さんと話をすることはできますか」ドクターモルツは彼女の心の傷を知ったうえで、もう一度、彼女と話してみたくなった。「ええ、もちろん」母親は奥の部屋に行ってアンナを呼んだ。

 アンナは昨日帰ってきてから、ずっと部屋に閉じこもっていたのだが、ドクターモルツが来たと知って、部屋から出てきた。「先生、ありがとうございます」無機質で覇気のない声でアンナは礼を言った。

 「アンナ。話は聞いたよ」ドクターモルツがそう言うと、アンナは母親をにらんだ。母はアンナの目をそらし顔を伏せる。ドクターモルツはおかまいなしに聞いた。

今でもそのことばかりが頭をよぎります。

 「アンナ、彼を責めているのかい?」アンナは慌てて答えた「いえ、先生。そんなことはありません。彼はとてもいい人ですし、今でも私は彼のことが好きです。ただ、私がこんな顔になってしまったのが悪いんです。こんな顔では彼も私と街を歩くことができませんし…」

 アンナが堰を切ったように話し始めると、それを遮ってモルツが説得するように言った。「アンナ、顔の傷はもうなくなったんだよ。もう、君は元通りのきれいな顔に戻ったんだよ」「でも、彼はもう戻ってきません」。アンナは顔を伏せた。涙が出そうになるのをこらえたようだ。

 「アンナ、君は自分が悪いと言ってたけど、自分を責めているのかい?」ドクターモルツが聞くと、「……」。アンナは黙った。「……」。ドクターモルツも黙った。こういうときは相手が話し始めるのを待ったほうがいい。

 「ええ、そうですね。自分が嫌いです。なんで事故なんか起こしてしまったのだろうと…、なんであのとき、ちゃんと注意して運転しなかったんだろうと…、今でもそのことばかりが頭をよぎります」「アンナ。なぜ、自分を責めるんだい。逃げたのは君じゃなくて彼のほうじゃないか。なんで他人がやったことで自分を責めなければならないんだい?」ドクターモルツは熱い口調になって問いかけた。

今までの患者もみんなそうだったのかもしれない。

 彼の考えからすれば、アンナが落ち込んでいるのはとてもバカバカしいことだった。他人が取った行動で自分を責めたり、後悔したり、そんなことはバカらしい。他人はコントロールできないのだ。

 アンナはそれからしばらく黙って考えていたようだった。夜も遅くなってきて、アンナも口を聞こうとしなかったので、ドクターモルツは帰ることにした。別れ際、アンナは小声で、「がんばってみます。先生、今日はありがとうございました」と言った。ドクターモルツはアンナの顔に、ほんの少しだけだが笑顔が見えたような気がした。

 家に帰る途中、ドクターモルツは考えた。私が治したのは顔の傷、つまり外面的な傷だ。しかし、アンナに本当に必要だったのは、外面的な傷を治すことではなく、心の傷を治すことだった。考えてみると、今までの患者もみんなそうだったのかもしれない。

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半年後…。ある女性が面会を求めてきた。

 心に傷を抱えている人はみな、顔の治療が終わっても明るくはならない。心の傷が治っていないからだ。私は医師として心の傷を治す必要があるのではないだろうか?そして、世の中にはアンナと同じように心の傷を抱えた人たちがたくさんいる。そして、同じように自分を責めている人たちがたくさんいる。自らの過去の間違いや過去の失敗を引きずって、自分を責めている人たちがたくさんいる。

 その人たちの心の傷を治すことができたら、とても素晴らしいことができるのではないだろうか。私は医者としてそれをやるべきではないだろうか。

 それから半年後…。病院で忙しくするドクターモルツの元に、ある女性が面会を求めてきた。仕事が一段落したドクターモルツがやっと待合室に姿をあらわすと、その女性は元気よくモルツの元に駆け寄ってきた。

ドクターモルツには、誰だかわからなかったのだ。

 「先生、ありがとうございます!」。「……」。アンナだった。半年前とは見違えるような満面の笑顔になっていたので、ドクターモルツには、誰だかわからなかったのだ。「アンナ!」

 アンナは、ドクターモルツが自分の家に来てくれてからというもの、少しずつがんばって自分の考えを変えていったのだ。ドクターモルツに言われたように、元に戻らないことで自分を責めるのはやめようと決意した。それからは、前向きに毎日を生きるようにしている。

 笑顔の戻った彼女には、数ヶ月で新しい恋人ができた。いつの時代も笑顔の女性ほど男性を魅了するものはない。新しい彼との生活はとても幸せで、もう自分を責めることはなくなっていた。毎日が彼と、顔を治してくれた、いや心の傷を治してくれたドクターモルツに感謝の毎日だった。

タイトルは『サイコ・サイバネティクス』。

 そして、先日、彼からプロポーズされたのだった。彼女は決めていた。プロポーズされたら、誰よりも早く、ドクターモルツに報告しようと。そして、今日、彼女はここにいる。

 「アンナ。じつは私も君にお礼を言わなければならないんだ」。ドクターモルツが言うとアンナはビックリした。「えっ。どういうことですか?」「君や君のお母さんから、つらい経験を聞いたとき、私は目が覚めたんだよ。私は医師として、患者の顔だけじゃなく心の傷を治す必要があることに。それは君が教えてくれたようなものだ。そして、ある本を書くことにしたんだ。タイトルは、『サイコ・サイバネティクス』。自分の心をコントロールするという意味だよ」

 「サイコ・サイバネティクス?」後に、この本は口コミで300万人以上の手に渡り、さまざまな人の人生をより良くするのに貢献することになる。あなたが手にしようとしているのは、その現代版である。

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目次・章立て。

はじめに
「不幸」から脱して「幸せ」になるには? …… 1
オープニング
3000万人の人生を変える物語 …… 5
第1章 セルフイメージ
あなたの人生を決定づける設計図
外側の顔と内側の顔 … 26
心の設計図 …… 27
あなたの運命を握るもの …… 29
自分にかけられた催眠を解く …… 32
“みんなの意見”がはらむ危険 …… 35
「強く信じたこと」こそ事実である …… 37
人格は7日で変わる …… 44
世界はイマジネーションから生まれている … 46
運転手とロボット …… 50
軌道修正しながら進むシステム …… 52
サーボメカニズムにターゲットを与える … 59
ゴールへと自動的に導いてくれる仕組み … 60
人はゴールがあるから生きられる …… 65
あなたは目標設定を間違えている …… 70
なぜ、うまくいく人はがんばらないのか? … 79
セルフイメージは思いどおりに変えられる … 86

第2章 自分を不幸にしない習慣
メンタル・リフレッシュで
人生を再起動する
【不幸にしない習慣①】許す …… 90
【不幸にしない習慣②】忘れる …… 98
【不幸にしない習慣③】リラックスする時間を持つ … 100
【不幸にしない習慣④】小さな成功を重ねる … 104
【不幸にしない習慣⑤】事実と意見を切り離す … 109
勝つためのイメージトレーニング …… 114
イメージには行動を生み出す力がある …… 117
子どもに強い影響力を持つ大人たちに …… 123

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30日間保証。

 本屋で買った本を読み終わって返そうとしても絶対に受け付けてはくれません。しかし、この本の内容には自信があるので30日間の満足保証をします。つまり、あなたがこの本を実際に読んで、もし満足しなかったなら、本を買った日から数えて30日以内に送り返してください。

著者紹介。

 小川忠洋

 1976年栃木県生まれ。大阪大学物理学部宇宙地球学科卒。物理学者になろうとして挫折した後、仕事の成功だけを追い求める。しかし、仕事である程度成功していくうちに幸せになるどころかフラストレーションが溜まる自分に気づき、仕事が嫌いになる。そんな折、仕事の関係からドクターモルツに出会いとても大切だけど誰も教えてくれなかった、「幸せとは何か?」を学ぶ。そして幸せを感じることで仕事でも人間関係でも成功できる事を知り、自分の嫌いな仕事を辞め、新しく好きな仕事を始める。創業から2年の間に10億円以上の商品・サービスをインターネットで販売し、インターネットマーケティングにおいて最も大きな影響を持つ人間の一人になる。

 現在12万以上の購読者に毎日メルマガを配信中。その後サイコサイバネティクス財団からライセンスの供与を受け、ドクターモルツの教えを伝える身になる。自分の好きな事を仕事にし、理想の家庭を築き幸せと成功を手に入れた後、分かりやすい言葉で、簡単に幸せになり成功する方法を読者に説く。

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2014-06-21 | Posted in 未分類No Comments » 

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