ザ・エクセレンス

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ザ・エクセレンス

ハイパフォーマンスを生み出す心の技術(テリー・オーリック著)

In Pursuit of Excellence

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スポーツ医学研究センターが設立されたと耳にして…。

 私は30歳まで内科医として慶應義塾大学病院に勤務していました。日々、外来や入院患者さんの診療などに追われ、当直でも救急の患者さんに対応するためしばしば徹夜をするなど一生懸命に働いていました。当時も生きがいを持って取り組んでいましたが、ふと私が本当に望んでいること、自分が真に好きなことは何だろうと考えるとき、それは病気で苦しんでいる患者さんを助けることではなく、今よりもより良くなりたいと目指している人たちを応援することだと気づきました。そして、その代表はスポーツ選手であり、しかし一方で何もスポーツ選手に限ったことでもないと思ったのです。

 そんなとき、病院とは関係なく、慶應義塾大学内にスポーツ医学研究センターが設立されたと耳にして、興味津々で教授に会いにいきました。彼日く、日本のスポーツ医学はスポーツ選手のけがを見る医療に過ぎない、これから自分がやろうとしていることは欧米のスポーツ医学がやっていることでそれは全く新しいことなのだと。より健康的な生活を手に入れるために栄養・休養・運動といった健康のためのライフスタイルをマネージメントする

プレイに役立つコンディションのサポートが主体。

 アメリカで進んでいるスポーツ医学を、病気になったら病院に行って治療するという日本の医療の一歩先の健康増進の医療としてやっていきたいという話を伺いました。そして、ヨーロッパのスポーツ医学はけがをしたスポーツ選手の手術やリハビリではなく、選手がプレイするときにビッチの上で競技力に役立つためのコンディションのサポートを主体にしたものであり、日本でもそういったスポーツ医学は今後必要になると熱く語られたのを今でも覚えています。かれこれ20年ほど前になります。私はこの話を聞いて感銘を受け、内科の研究室の教授に辞表を出し、新しいスポーツ医学の道に進んだのです。それから、スポーツ医学の研究室で、ライフスタイルのマネージメントとコンデイシヨンのサポートに関して一心不乱に勉強と実践をしました。

 6年ほど経つた頃に、ライフスタイルのマネージメントをサポートし健康的なライフスタイルを提案して健康増進を図ろうとしても、まずは意識変容といったメンタルな部分を避けては通れないのではないかと感じるようになりました。また、栄養やトレーニングなどさまざまなコンデイシヨンのサポートをスポーツ選手やチームに行なっても最後はメンタルの部分でパフオーマンスに大きな影響があるのだということをやはり肌で感じたのです。

スポーツ心理学=成果や時間の質を向上させる実学。

 そこで興味を持ったのが、スポーツ心理学です。心とパフォーマンスと結果という人間普遍の関係を最もわかりやすくしたものがスポーツです。そのスポーツを学問化したスポーツ心理学。またそのトレーニングを通じてさまざまな社会の分野に応用・実践していこうとする応用スポーツ心理学に出会いました。そして次第にスポーツ心理学が私のライフワークになりました。スポーツの世界だけでなくビジネスや医療、音楽などさまざまな分野にスポーツ心理学を応用する。スポーツ心理学はパフォーマンスや時間の質を向上させるためにメンタルトレーニングしていくという実学です。

 無我夢中で応用スポーツ心理学を勉強している頃に観た映画が『パッチアダムス』でした。アメリカの実在するドクターの話ですが、テーマはQOL(クォリテイーオブライフ)です。どうせ死ぬのなら生きている間の質に皆がもっと関心を持って、その質をメンタルの部分でサポートする仕事がしたいと思うようになりました。QOLの高い人生はすなわちエクセレンス・ライフでもあります。

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エクセレンスライフを送るためのスラムダンク勝利学。

 そこで、私はスポーツから生まれた応用スポーツ′心理学を用い、人生の質に焦点を合わせた人それぞれのエクセレンス・ライフの実現をミッシヨンとして、それをお手伝いする仕事を一生の生業にしていこうと決めて38歳の時に独立したのです。13年前になります。最初にとりかかったのが、QOLに大きく影響するメンタルの部分を応用スポーツ心理学としていかに多くの人にわかりやすく伝えるのかということ。

 そこで閃いて、井上雄彦先生の『スラムダンク』を題材にしてエクセレンス・ライフを送るための本『スラムダンク勝利学』(集英社インターナショナル)を執筆したのです。おかげさまで多くの方々に読んでいただき、私のミッション実現がスタートしました。その後はこのミッションのために、スポーツ心理学だけでなく、アメリカのチクセントミハイ先生が提唱しているフロー理論をとりいれて、メンタルトレーニングをするようになりました。

心の状態を生み出す脳の機能にフォーカスしています。

 人生の質やこの瞬間の時間の質を決定している心の状態をフローと結びつけて、その心の状態を実現するための脳の機能やライフスキルのトレーニングの専門家として活動するようになっていったのです。

 今回監訳させて頂いた本書はタイトルがまず素晴らしい、このひと言に尽きます。著者オーリック先生も応用スポーツ心理学の専門家として著名な方です。しかし、私のメソッドと少し違う点があり、その辺を私の理論に合うよう加筆・修正を少々加えてあります。著者のエクセレンス・ライフヘの道は脳の機能で言えば、認知脳という脳でプラス思考のように外界の状況に対する心の創り方がメインになっています。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、目的は同じですが、私のメソッドはライフスキルという外界の状況から切り離して心の状態を生み出す脳の機能にフォーカスを当てています。

 本書は全くの私の執筆作品ではないので多少の矛盾があるかもしれませんが、本書のように認知脳をうまく使ってエクセレンス・ライフを導く方法を学習しても決して損はなく、読者の方々のQOLにより役立つこと間違いなしの1冊と確信しています。少々分厚いですが、少しずつ読み進め、またあまりに読むのがしんどくなった場合には読みやすいところから読んでみてください。それでもエクセレンス・ライフを十分手に入れることにつながると思いますので、楽しみながら手にとってくださることを願っています。

ーーー監訳者:スポーツドクター辻秀一

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集中すれば、それだけで人生の行方を左右できる。

 本書では、人生で何らかのことに卓越する方法、自分の夢を実現する方法をシンプルかつ実践的に説明している。人生のすべての局面において、ピンチはチャンスに変えられる。だから、スポーツも、学業も、仕事も、人間関係においても成功をおさめられるものだ。集中すべきことに焦点を合わせれば、パフォーマンスのレベルと安定性を上げることもできる。

 そして、おそらく何より重要なのは、「自分で決断を行なう」「常に一貫した行動をとる」ことにより、あなた自身が自分の運命を決めていけるのだということを、本書を読めば、おわかりいただけるだろう。あなた自身を、そしてあなたが何に集中するのかをコントロールできるのはあなたしかいない。つまり、集中すれば、それだけであなたの人生の行方を左右できる。

スポーツなどの分野で卓越した人々の生の声だ。

 本書で提示されているメソッドならうまくいく。というのも、このメソッドはどれも、スポーツなど高いレベルのパフオーマンスが必要とされる分野で卓越した生き方をしている人物の、苦労した経験から生まれたものだからだ。こうした学びの数々を活用すれば、あなたの人生に起こり得るどのようなピンチも乗り越えられるだろう。

 彼らの経験で繰り返し登場するテーマ、それは、集中することに焦点を定めれば、想像を遥かに超えた力を発揮できるということだ。あなたが人生において集中できるかどうかによつて、あなたのパフォーマンスや現実は良くも悪くもなる。

 本書を読み進めるときには、人によって、状況によって、人生のタイミングによって、効果のあるメソッドは違うということも忘れないでほしい。余計なことはきれいさっぱり忘れよう。可能性に目を向けてほしい。今のあなたに最も関係の深いことに基づいて行動するつもりで、しっかり集中して読んでほしい。あなたのこのエクセレンス追求の旅が成功するように願っている。

ーーー著者:テリー・オーリック

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目次・章立て。

 監訳者まえがき 1
序文 自分の運命を決めるのは、自分しかいない 4
I 部 エクセレンスを知る

PART01 エクセレンスとは「選択」である
決断と選択は、生きる道 17
集中するという選択 19
「困難」を乗り越えるのは、自分次第である 20

PART02 エクセレンスの車輪─追求の案内役
集中 28
コミットメント:断固たる決意 30
心構え 33
ビジョンとイメージ 35
自信 38
雑念のコントロール 40
継続的な学習 42
エクセレンス─さらなる向上を求める 43

PART03 集中─エクセレンスのカギ
優れたパフォーマンスは「集中」から生まれる 50
練習でこそ集中しなければならない 53
本番で「正しく」集中する 54
卓越している人たちの「集中」は何が違うのか 55
集中─ベッキー・スコットの場合 57

PART04 エクセレンスを追求する旅
「最高の自分」を追求する 73
「喜び」を追求する 75
ケリン・リー・ガートナーの旅 77
現役を引退しても旅は続ける 93
II 部 エクセレンスを切り開く

PART05 自分を知る
集中のコントロールとコミットメント 99
エクセレンスへと至る選択 100
自己評価をエクセレンス追求に生かす 105
もっと上を目指すための選択 107

PART06 インテンシティとリラクセーション
インテンシティを高く維持する 112
リラクセーションを理解する 116
リラクセーションのテクニック 118
競技中にリラックスすることの重要性 121
なぜ、最高のパフォーマンスをできないのか 125
トーマス・グランディの場合 125
試合の結果は試合の前で決まる 133
トレーニングへの集中 134
パフォーマンスを安定させるキーフレーズ 134
最高のパフォーマンスのための極めつけキーフレーズ 135
次につながるフィードバック 136

PART07 雑念をコントロールする
あなたにはコントロールする力がある 142
再集中するためのプラン 146
集中を取り戻すための行動のポイント 150
集中の焦点を変えてみる 151
集中を取り戻す 152
集中を維持する 154

PART08 メンタルイメージ
未来を創造する 156
強みを作れるチャンス 157
成功をイメージする 159
テクニックを向上させるイメージ活用法 161
本番直前に集中すべきこと 162
最高レベルのイメージ力 164
メンタルイメージを高めるトレーニング 168
メンタルイメージで雑念をコントロールする 172

PART09 シミュレーション─本番は再現でしかない
シミュレーションが確信をもたらす 177
本番の条件に近づける 181
尊敬する対象から学んで成長する 186
シミュレーションを問題解決に応用する 187

PART10 禅の哲学─体感を通じて知る
無我の境地─その瞬間を生きる 196
完全なる一体感を育むためのポイント 199
技術や知識を超越する 202

III部 エクセレンスを目指して成長する

PART11 視点を広げる
 視点を広げて生きる 213
私たちは常に何らかの視点を選択している 215
視点を変える 219
ストレスを減らす効果的なワザ 220
自信につながるヒント 223
卓越するためにやり続ける 227

PART12 目標─人生という旅の道しるべ
目標を達成できる人、達成できない人 232
コミットメントを選択する 235
正しい方向にあなたを導く目標設定のプロセス 237
目標を達成できないときこそ調整能力が問われる 240
あなたは本気で自分の力を信じているか 242

PART13 コミットメント─「私」を作るのは私
結果を左右するのは恵まれた肉体 248
高いエクセレンスには高いコミットメントが不可欠 250
エクセレンスを 目指して成長する コミットメント後の行動の指針 254
クリス・マコーマックによるコミットメントの実践 258

PART14 一体感─100%の集中
「不安」を取り除く 278
100%の集中から最高のパフォーマンスが生まれる 282
「集中」を作るヒント 285
集中を行動に直結する 287
集中を取り戻す 290
安定的な集中スキルを伸ばすエクササイズ 292

PART15 難題─飛躍へのチャレンジ
あなたの「オリンピック」で最高の結果を出す 297
準備--実力を最大限発揮するために 300
もっと大きな障害をも克服する 306

PART16 決断・実行・勇気
決断実行する 309
粘り強さを見せる 312
目的を明確にする 316

IV部 エクセレンスを手にする

PART17 冷静さ─心のコントロール
恐怖を集中に変える 329
再集中プランを作る 331

PART18 バランス─心の調和
オーバーロードに対処する 336
オーバーロードを未然に防ぐ 339
リクエストの中身を見極める 340
エクセレンスを出し続けるためのスケジュール管理 342
喜びがエクセレンスの質を決める 343

PART19 安定性─常に集中する
集中のコントロール 346
セルフコントロールの意義を学ぶ 349
トップアスリートのセルフコントロール① 350
トップアスリートのセルフコントロール② 354
トップアスリートのセルフコントロール③ 358
思考の選択で気分をコントロールする 359

PART20 回復力─失敗から学ぶ
失敗・喪失を克服する 364
トップアスリートの回復力① 367
トップアスリートの回復力② 372
大きな変化に直面したとき 375
引退という不安に向き合う 377
新しい道を見つけるヒント 381
競技を越えた成長 384

PART21 コーチとの関係─エクセレンスの追求は共同作業
優れたコーチは何が違うのか 391
コーチとのコミュニケーションを向上させる 394
問題の原因は尊重の不足にある 396
自分が望むことをコーチに伝える 399
やってしまいがちなコーチングの間違い 402

PART22 チームスピリット─使命はあるか
チームに調和を育む 408
常にチームスピリットを持つ 411
チームの力をもっと強くする3つのステップ 415
チーム間の対立を解決するプロセス 417
お手本になれば、パワーが伝染する 424

PART23 自己決断
自己決断をすると決める 428
あなたにとってふさわしい道を歩む 431
監訳者あとがき 436

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著者紹介。

 テリー・オーリック

 スポーツ心理学者 オタワ大学教授。シラキュース大学、ウィリアム・アンド・マリー大学、アルバータ大学(カナダ)卒業。現在は、オタワ大学(カナダ)生体物理学科で教授を務める。スポーツ心理学とメンタルやエクセレンスのトレーニング応用分野で世界的にも有名な指導者。現役時代は体操のチャンピオンとして活躍し、コーチの経験も持つ。 35年以上にわたり、30種目を超える競技で五輪選手やプロアスリートに対し、コンサルティングやコーチングを実践、五輪にも帯同している。この他、大手企業やプロスポーツチームへのコンサルティングも行っている。本書(原題『In pursuit of Excellence』)のほか著書多数。

 辻秀一(監訳)

 スポーツドクター。一般社団法人カルティベイティブ・スポーツクラブ代表。兼プロバスケットボールチーム“東京エクセレンス”GM。1961年生まれ。慶応義塾大学病院内科、同スポーツ医学研究センターを経て、株式会社エミネクロス代表取締役。応用スポーツ心理学を基にしたメンタルトレーニングによるパフォーマンス向上が専門。 セミナー・講演活動は年間200回以上。年に数回の「人間力ワークショップ」は海外からの参加者もいるほど人気を博している。トレーニング実績は、監査法人トーマツ、株式会社船井総合研究所、株式会社ディスコ、 三菱重工業相模原ラグビー部、関西電力ボート部、慶應義塾大学ゴルフ部など。

 また、Jリーガー、プロボクサー、プロテニスプレーヤーなどのプロスポーツ選手やそのほか音楽家・経営トップの個人的トレーニングも行っている。著書に33万部突破のベストセラー『スラムダンク勝利学』(集英社インターナショナル)、『「第二の脳」のつくり方』(祥伝社)、『ゾーンに入る技術』(フォレスト出版)、『一瞬で心を「切り替える」技術』(日本実業出版社)など多数。

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2014-06-21 | Posted in 未分類No Comments » 

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