Facebook広告でアフィリエイトしてみたらROIが189%だった。備忘録代わりに全データ開示。インプレッション課金(CPM)がカギかも。

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Facebook広告でアフィリエイトしてみたらROIが189%だった。備忘録代わりに全データ開示。インプレッション課金(CPM)がカギかも。

 Facebook広告でアフィリエイトを試してみたら、色々とデータがとれたので備忘録代わりにシェアです。自慢できる内容であれば、胸のうちにこっそりしまって墓場まで持っていくつもりでした。ただ、終わってみれば至極ふつうでリアルな数値。誰かの参考になればとデータできる限り開示してみました。

 Facebook広告のポテンシャルまだまだ高いなと感じた部分。もうちょっとちゃんとやれば良かったと、ダメダメだった部分。色々とご参考にして頂ければ幸いです。

前提。この条件が揃うか否かが難易度を決める。

 世の中に様々なチャート(図?)があると思います。数あるチャートの中でも、商品を販売するうえでの難易度を表す一つが下記のチャート。「ビジネスやってるんだけど、なかなか売れないんだよ」という人は、一度このチャートに自社の商品をあてはめてみるといいかも。

商品を販売する難易度

 まず価格設定に関係なく、ブランディングされていない(ノンブランド)商品を販売するのは難しいということ。「エビアン」や「いろはす」ならコンビニでも売れるけど、ラベルに何も書いてないノンブランドのミネラルウォーターは怖くて誰も買わない。さらに言うと、ブランディングされているものであれば、値段が安いほうがビジネスを成り立たせるのは簡単。ブランド品やアンティーク品を国際せどり(転売)している専業主婦がそこそこ稼ぐのは、右上に近い商売をしているから。一方で、趣味で始めた手作りの雑貨屋がそうそうに店をたたむはめになるのは、左下や左上のビジネスをはじめてしまうから。

 逆にブランディングする能力さえできればなんでも売れる。それくらいブランディングする能力は希少。「このミネラルウォーターはナンチャラカンチャラで……」。そういって相手を丸め込んでノンブランドのウォーターサーバーを売ってしまう訪問販売の兄ちゃんたちは、ある種この能力に近いものを持っていると言える。ブランディングさせる力は、ニアリーイコール営業力や販売力とも言える。これが前提条件。

スティーブジョブズのセミナーと、わけわかんない怪しいおっさんのセミナー

例:スティーブジョブズのセミナーと、わけわかんない怪しいおっさんのセミナーを比較する。

 ジョブズはブランディングされた存在だから、もし東京でセミナーが開催されたら一席数十万円だろうとあっという間に席は完売する。つまり「スティーブジョブズが開催する高額セミナー」は、値段は高いけどブランディングされた商品。チャートで言うと右下に近い。そして、このセミナーが仮に格安(や無料)で開催されるとなると、それこそ5分で完売とかになる。つまり「スティーブジョブズが開催する格安セミナー」は、値段も安くてブランディングされた商品。チャートで言うと完全に右上。こういう商品を販売するのはかなり簡単。目の前にそっと置くだけで、何も言わなくても売れる。

 一方で、ブランディングされていない、わけわかんない怪しいおっさんがセミナー開催しても誰も集まらない。たとえそれが参加費100円だったとしてもかなり難しい。つまり「無名のおっさんが開催する格安セミナー」は、値段は安いけどブランディングされていない商品。チャートで言うと左上。いくら格安でも商品を販売するのは難しい。加えてこの怪しい無名のおっさんが1人10万とかのセミナー開催するとなると、もう鬼むず。つまり「無名のおっさんが開催する高額セミナー」は、値段高いしブランディングされてない商品。ノンブランドのウォーターサーバー売る凄腕の兄ちゃんにお願いしても、こればっかりはなかなか難しい。

 右上に行けばいくほど商品販売の難易度は低く、左下に行けばいくほど商品販売の難易度は高い。わけわかんない怪しいおっさんが、わけわかんない高額なPDFを売ろうとした日にゃ、チャートから見えなくなるくらいずっと左下のほうで破滅することになる。これが今日の話の前提条件。

※ちなみにここでは「安い」、「高い」しか書いてないですが、「無料」という場合もあります。1円と無料にはとんでもない差があります。無料はとんでもないインパクトをもたらす時があります(上記チャートをはみ出るくらいの位置)。この辺り理解したい場合はクリスアンダーソンのFREEを読んでみて下さい。

条件が揃う商材があったのでアフィリエイトしてみた。

 今年の5月頃に神田昌典氏が登場する対談動画を紹介するアフィリエイトの存在を知りました。このキャンペーンはいわゆる無料オプトインや無料オファーと呼ばれるもの。自分に課せられた使命は一人でも多くの人に動画を紹介してメールアドレス登録してくれる人を増やすこと。1件の報酬は300円〜1,000円(紹介数に応じて単価が上がったりする)。

 さっきのチャートで言うと神田昌典氏は、ある程度ブランディングされた存在(チャートの右側)。ちなみにブランディングされているモノや人をターゲットとした商材はFacebook広告が相性良かったりします。一般的に知っている人が少ないですが、Facebook広告は有名人や会社名などでターゲティングが可能です。もちろん神田昌典氏が好きな人も下記のようにターゲティングして広告配信が可能です(他にはホリエモンとか勝間和代とか…etc)。

Facebook広告は色々なターゲティングが可能

 この記事を書いている時点でFacebookの中にはざっくり5万人近いファンが存在します(アクティブ、非アクティブ含める)。この5万人の“神田昌典氏に興味関心があるユーザー”だけをターゲティングできる時点で、チャートで言うと「ブランディングされているもの」の条件をクリアして、かなり右側に行くことができます。

 さらに、今回はそのユーザーたちに無料の動画を紹介するだけ。チャートで言うとさらに右上になります。……となれば、こちらは多くを語る必要はありません。彼らにできる限りリーチして、さっと目の前に置いてあげる(アナウンスをする)だけで十分。「こんなものありますが、どうでしょうか?」という感じです。

 これが仮説でした。

仮説チャート

インプレッション課金でCPCを抑えながら集客。

 上記のターゲティングに加えて、個人的に勝手にFacebook広告を使うキモの一つがインプレッション課金(CPM)だと思っています。インプレッション課金とは簡単に言えば「広告が1,000回表示(配信)されるたびに料金が発生するよ」というタイプの広告です。たとえ広告が1回もクリックされなくても1,000回表示されたらキッチリFacebookから課金されます。ドキドキゲームです。

 インターネット広告の多くはクリック課金(クリックされる度に広告費がかかる)タイプが一般的ですが、Facebook広告は、ひと味ちがうインプレッション課金が使えます。これがキモだと思います。クリックされなくても課金されるというリスクがある反面、クリック率が高い広告を作ることができればクリック単価数円〜数十円で大量のアクセスを集めることができます。

 個人的には「クリック率が高く、インプレッション課金でイケる広告こそ、あえてFacebookというプラットフォームを使う価値(意味)」とすら思ってます(言い過ぎ)。今回は短期間のキャンペーンということもあり、推奨入札金額の上限を少し超える程度の強気入札をしながら、インプレッションをガンガン出して、ガンガンクリックを取っていく作戦でいきました。作戦は「ガンガン行こうぜFacebook広告」。入札価格はおおよそ1,000円前後です。

ニュースフィード広告が強い。

 タイムラインにそのまま流せるニュースフィード広告は、ハマればかなり高いクリック率を獲得できます。インプレッション課金とも相性が良いです。今回はデスクトップフィード(PC)とモバイルフィード(携帯・スマホ)でそれぞれ流してみました。両方とも高いクリック率でアクセスを稼いでくれました。ただ、広告主のリンク先ページがスマホ対応していないことなど、様々要因が考えられますが、コンバージョン率はデスクトップフィードのほうがやや高かったように思います。

 ただ、覚えておいて欲しいのはデスクトップフィードとモバイルフィードは全く世界が違うということ。普段からネットに触れる機会の多い人はPCでもスマホでもどちらでもFacebookを見るかもしれません。でも、「スマホでしか見ない。そもそも家でPCを立ち上げない」。あるいは「会社で昼休みにPCで見るだけ」という人もいます。必ず両者で流してみて、それぞれの成果を検証してみることをおすすめします。

広告疲弊したら切り口を変えて再度訴求。

 ここはディスプレイ型の広告と考え方は似ています。広告は疲弊するものです。ある程度、反応率が落ちてきたら再度切り口や文言、画像を変えてリフレッシュさせることが大事です。ちなみに今回は下記の3パターンを使用しました(本当はもっと作って試したかったかったのですが、片手間でやっていたのでサボりました。すみません)。

パターン1

パターン2

パターン3

 今回は2つ目の広告がデスクトップ、モバイルともに結構頑張ってくれました。広告なんですがシェアも7とかついてます(表向きに見えるのは3ですが、裏でシェアされています)。

 ちなみに一度広告疲弊を起こし、ローテーション落ちした広告も時期をおいて休めると再びその輝きを取り戻します。今回5月に使った広告はそのまま11月にも使いましたが、やはり同様の輝きを見せてくれました(一般的には90日〜120日以上寝かせれば十分に再利用可能みたいです)。

結果は以下の通り。

 このアフィリエイトキャンペーンは5〜6月と、11月〜12月にそれぞれ2回。再現性を確認するため、2回目の成果をもってシェア。

5月〜6月のFacebook広告

5月25日〜6月13日

広告費 83,799円
66,807リーチ(インプレッション)
4,333クリック(クリック平均19円)

5月〜6月の売上報酬

5月報酬 44,300円(承認119件、返品46件)承認率72.12%
6月報酬 50,000円(承認110件、返品25件)承認率81.48%
紹介キャンペーン上位入賞賞金 50,000円

合計報酬 144,300円(承認229件、返品71件)承認率76.33%
=ROI 172%

11月〜12月のFacebook広告

11月6日〜11月25日
広告費 218,346円

31,179リーチ(インプレッション)
4,028クリック(クリック平均54円)

11月〜12月の売上報酬

11月報酬 328,400円(承認432件、返品1件)承認率99.76%
(第1回目のキャンペーンで成果を出したので、2回目はほぼ全承認でした)
紹介キャンペーン上位入賞賞金 100,000円

合計報酬 428,400円(承認432件、返品1件)承認率99.76%
=ROI 196%

広告費計 302,145円
報酬計 572,700円
=ROI 189%

 あんまりこういうキャンペーン参加したことなかったので知りませんでしたが、こういうプロモーションを紹介するのは何万部ものメルマガ部数を持つ一部の人々だけ。広告費払いながらやる自分のような人はあまりいなかったようです。

 そのまま真似しても、効果でないと思いますが、Facebook広告の考え方の部分など参考にして頂ければ幸いです。ツッコミ、感想もお待ちしてます。

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2014-11-24 | Posted in 未分類No Comments » 

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