たいていの人は、どうしたら裕福になれるのかなどと考えもしない。現実離れした夢を見るのがせいぜい。
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たいていの人は、どうしたら裕福になれるのかなどと考えもしない。現実離れした夢を見るのがせいぜい。 |
今日は「たいていの人は、どうしたら裕福になれるのかなどと考えもしない。現実離れした夢を見るのがせいぜい。」です。
億万長者のお金を生み出す26の行動原則 P.24より たいていの人は、どうしたら裕福になれるのかなどと考えもしない。宝くじが当たるとか、会ったこともない伯父さんの遺産を相続するといった現実離れした夢を見るのがせいぜいだろう。富を引き寄せることは、富には限界があるという観念の対極にある。 だが世の中には、人生のある時点でふと立ち止まり、持てる限りの知識と時間と能力と努力を費やして、富を得ようと真剣に立ち向かう人もいる。この本を手にしたあなたもその1人だろう。 |
毎シーズン、宝くじ売り場の前には長蛇の列ができます。その時期には夕方のニュースで行列に並ぶ人々へのインタビューもよく見かけます。もはや風物詩の一つにもなっています。
行列に並ぶ人々の話を聞いていると、買い方や買う場所・位置、願掛け方法など、それぞれの戦略を持ち合わせていることがうかがえます。でも、そんな彼らを毎年見ていて思うのは、本書にもある通り「たいていの人は、どうしたら裕福になれるのかなどと考えもしないのだな」ということです。
「どうしたら裕福になれるのか」、「どうしたら経済的に豊かになれるのか」。本を読んだり、人の話を聞いたり、裕福になる方法を真剣に考え始めると、おそらくすぐに「宝くじ売り場で行列に並ぶ」という選択肢は消えてなくなります。
どんな学び方をしたとしても、多くの場合、自分自身に能力を付けてビジネスを通じて社会に価値提供をする。そして、その対価として大きな報酬や信頼を得る。やり方は色々とあれど、例えばこれが一番手っ取り早く、オーソドックスで、高い確率で裕福になれる方法だということに気づきます。間違っても、「毎年当たりクジが出ている売り場に並ぶ」なんていう選択肢は出てきません。
それでもあまりに多くの人々が宝くじ売り場に並び、天文学的な確率に対して無駄な浪費を続けています(「イベントとして楽しんでいる」という人もいますが、そんなのは自分を正当化する言い訳にすぎません)。
そう考えると、今こうやって、ここでこの文章を読み、真剣に裕福になりたいと願うあなたは、ある意味それだけで一歩リードできているとも言えます。お金も人脈も技術も地位も資産もない。そんなところからスタートして裕福になった人というのは、富というものについて真剣に考える。そして本気でそれを望んだ人だけです。ある日、運良く宝くじが当たる。親族の遺産が転がり込んでくる。そんなことに期待するのは天文学に低い確率を願うおろかな行為でしかありません。
人生のある時点でふと立ち止まり、持てる限りの知識と時間と能力と努力を費やして、富を得ようと真剣に立ち向かう。この本を手にしようとしているあなたは、そんな希少な一人の人かもしれませんね。